口唇ヘルペスの原因と治療法

口唇ヘルペスについて

 

口唇ヘルペスは、前述の通り単純ヘルペスウイルスによる症状の一つであり、単純ヘルペスウイルスが唇や口のまわりに感染することで、小さな水泡(水ぶくれ)ができるのが特徴となっています。

 

口唇ヘルペスには、初感染で発病する場合と再発による発病があり、患部に直接触れたり、唾液などから感染するのです。

 

少し昔では、親子間の接触によって子供の頃に初感染することがしばしばありましたが、最近ではそれは徐々に少なくなってきており、現在、単純ヘルペスウイルスの抗体を持った大人が減少してきています。

 

大人になってからこのウイルスに初感染すると重症化しやすい傾向にあり、再発の頻度は、疲労、生理、ストレス、風邪による抵抗力低下など何らかの誘因で年に1~2回程度となり、一般的に見られる口唇ヘルペスは殆どが再発によるものとされています。

 

ウイルスに感染すると、接触した日から3~7日の潜伏期間があり、それから発症します。自分自身の患部に触れた時にしっかり手洗いをしていないと、感染時間が数時間もあることになるので非常に危険です。

 

又、アトピー性皮膚炎の人だと皮膚のバリア機能が低下しているので、ヘルペスの症状が重症化しやすいので特に注意が必要です。

 

口唇ヘルペスは、唇の回りに発症するのでそういう名称になっていますが、単純ヘルペスウイルス自体はどこにでも感染しますから、もし小さい白いできものがあって、痛みを伴う場合はヘルペス発症の可能性がありますから、皮膚科などで診察してもらった方がいいでしょう。