発症させないためのサプリメント
発症させない（させにくくする）ための対策としてはL-リシンというサプリメントがあります。ヘルペスウイルスに影響があるとされているリシンとアルギニン酸という２つのアミノ酸があるのですが、リシンの方はヘルペスの発生率を減少させて発症時には治癒のスピードを速くするのに効果的なアミノ酸です。
一方アルギニン酸はヘルペスの発生を逆に促進して助長するのです。しかし、アルギニン酸自体はご存知のように健康増進や美容、老化防止などのために本来欠かすことのできないタンパク質となっており、そうなるとリシンをアルギニン酸よりも多く摂取することが必要となってくるわけです。
ここでこのサプリメントが効果を発揮します。L-リシンの特徴ですが、これはカルシウムの吸収、成長やコラーゲンの形成に不可欠な必須アミノ酸のひとつであり、 神経システムに直接入り込んで免疫機能を高めてくれます。従って、神経節に潜むヘルペスウィルスの活動を抑え込む働きがあるというわけです。
他には育毛促進の効果についても認められており、特にミノキシジルと一緒に摂ると効果的といわれています。しかし、体内では生成できない成分なので、食品またはサプリメントから摂るしか方法がありません。
効果についてはメリーランド大学医療センターの実験データがあり、ヘルペス及び帯状疱疹を発症した場合、1日3000mg～9000mgのL-リシンを摂取することで治癒までの期間を短縮でき、1日1250mg以上のL-リシンを飲むことで、ヘルペス発症の確率を減らすことも確認されています。
L-リシンを製造している米国のTwinLab社は、特にアミノ酸に関する研究には高い評価を得ており、全ての種類のアミノ酸製品を生産している唯一のメーカーでもあります。1錠500mgですが、1日3000mg程度を飲む場合は、効率よく吸収するために1日3回以上に分けて飲むのがお勧めです。